わたしのLGBT〜Xジェンダー編〜

セクシュアルマイノリティ、通称LGBTのまことのXジェンダーを探す旅

レインボーファミリー主催トークライブin札幌

6月16日にレインボーファミリーさん主催で、わたしの尊敬するひとり、鈴木茂義先生を招いたトークライブが札幌で開催された。

先生にお逢いするのは2度目になるが、ありがたいことに覚えていてくださっていて、少しお話することができた。
いつか可能であるなら、深い話をゆるいながらしてみたい。

今回の内容を詳しくお伝え出来ないのが残念だけれど、キーワードから始まるトークが生ならではで、あっという間に時間が過ぎてしまった。

後半、参加者からの出題に答えるコーナーで、最後にわたしの書いたお題を光栄にも取り上げていただき、LGBTsの各々方が互いをどう受け止めているか、といった内容に答えていただいた。


レズビアンの方がトランスの方やゲイの方をどう受け止めているか。

ゲイの方がトランスの方やレズビアンの方をどう受け止めているかなどなど。

これはあくまで個人的なお話で、必ずしも全員がそう考えているわけではないだろうことをふまえ、個人的にはなるほどな、という反応をいただいた。

とても有意義な時間を過ごさせてもらった。


普段はLGBTsについて難しく考えたりはしない質だけれど、こういう勉強会的な場に参加するたび、(セクシュアルマイノリティという)世間の狭さが浮き彫りになる感覚を覚える。

その狭い世間で、図々しくもセクシュアルマイノリティの1人として主催させてもらってはいるが、わたし自身はいたって平凡な人間で、講演会や勉強会で登壇できるような武勇伝があるわけではない。

しかしながら、セクシュアルマイノリティ界隈にいる以上、その系統の問題に触れることがないわけでもない。

セクシュアルマイノリティの中では特に、限りなくマジョリティ色の濃いグラデーションの上にいる。

わたしは本来、セクマイイベントを主催する上で必要なスキルというのが存在すると考えているのだが、それをハッキリとした形では実現できていない。

主催とはいっても、単に似たタイプの人達を集めて、じぶんが安心していられる居場所を自力で作りだしたに過ぎないからだ。

それでも

それに賛同して集まってくれる方々がいる限り、わたしはそれを実現し続けることができる。

これは、わたしが個人的な想いを発端にしてはじめた企画で、様々な想いを持った人間同士がひとつのジェンダーの元に集い互いを尊重し合あえる、ミニマムな和解の場と思っている。

他人同士が完全に理解し合うのは不可能だろうけれど、理解できなくとも共存は可能だとは思う。

はじめからそこに存在するものを、激しいまでに拒絶してしまう根本には固定観念という思い込みがある。

たくさんの人と出逢うことで、じぶんの中の頑なな思い込みを壊していきたい。

それがいつか、じぶんをも解放してくれる。そう信じている。


最後に、セクシュアルマイノリティ界隈にいるだけで、不勉強なじぶんの耳にも様々な情報が少なからず入ってくる。

実際は膨大な量の情報が存在し、耳を傾ければもっと知識も得られ、じぶんにできることは増えるのかも知れない。

しかし

じぶんは少々LGBTsとしての枠にハマりすぎているきらいを感じている。

じぶんはセクシュアルマイノリティという人間ではなく、LGBTsという存在でもない。

じぶんはまことという1人の人間で、男女二元論に当てはまらない考えを持ち、じぶんを飾り立てる事に重きを置かず、外側よりも内側に魅力を求めるタイプで、本当は内向的で大人しく喋るのが苦手な、外では気を遣いすぎて疲労してしまう地味な奴なのだ。

そんな人間がなぜ、あえて素顔を晒し全国的にカミングアウトをし、一部から批判を浴びながらもセクシュアルマイノリティの為のイベントを主催するのか?

正直に告白すれば、そのほとんどが1人の人に由来している。
その人とはわたしにとって、恐らく最初で最後に現れた転換期ではなかろうかと思う。

それまでにも様々な出逢いはあったけれど、これほどまでに強烈な出逢いは半世紀に2度あるかないか、そんな出来事だった。

良くも悪くも、わたしという人間をどこに導こうとしているのか?
真相はまだまだ時が経たなければわからない。

まずは、お手並み拝見といったところだ。


そんな、相当ゆるい、としか形容しようのない多様性をテーマとして活動する「にじいろ🌈がーでん」が主催するイベントDive‼︎は、2018年6月現在奇数月を目安に開催中。

セクシュアリティ両性愛異性愛、同性愛、無性愛他)に関係なく、己をXジェンダーと自称できる考えをお持ちの方の参加をお待ちしている。

7月のDive‼︎は「そうだ、おたる潮まつりに行こう」
詳細はTwitterにてご確認ください。
Xジェンダーイベントアカウント↓
@Dive_sapporo